1週間に1回は泣いてみて
感動的な映画やドラマを見て、涙を流した経験は誰しもきっとあることでしょう。このように能動的に涙を流すことで、ストレス解消の効果が期待できる涙活が注目を集めています。そもそも涙は弱さの象徴として、好ましくないと捉えられがちでした。特に男性においては、男は泣くなと言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。泣くことが恥ずかしいとされている思い込みをなくし、定期的に泣く習慣を身につけることこそがストレス解消につながるのです。ストレスフリーな生活を目指すためには、1週間に1回程度を目安に行ってみましょう。
その際、携帯電話の電源はオフにして、部屋でお香をたくなど、くつろげる空間づくりにも心配りを行ってください。
涙活のメカニズムとは
そもそも映画やドラマを見て心が揺さぶられると、脳の前頭前野の共感に関する領域が興奮します。そして日中の活動的に働く交感神経から、就寝時やリラックスしているときの副交感神経へと自律神経が切り替わります。すると脳の上唾液核から涙腺に涙を流せという信号が出ます。このメカニズムにより、人為的に副交感神経が優位の状態をつくり出せるのです。また涙活のある実験では、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールというホルモンが低下したことも確認されています。さらに涙活の効果を高めるためには、自分の泣きのつぼを知ることも大切です。 例えば同じ映画やドラマをみていても、人によって泣きのポイントがずれることがありますよね。親子やペットとの絆、スポーツの逆転劇など、自分に合った泣きのつぼがある作品を選んでみてください。